なつめ餅、中華風のもち。もち米あるいはもちアワを用いて、ナツメや小豆餡などを入れて蒸すものです。陜西の伝統的なスイーツの甑糕と違います。
なつめといえば、日本ではなかなか手に入りにくいので スーパーで簡単に手に入るつぶあんで代用して作ってもいいです。
子供の頃、なつめ餅を売っている人が自転車で屋台を引きながら売り歩く姿は、今はもう見つけられないです。懐かしい思い出です。
呼び売りなので、毎々買う人のほしい分量を買う時に、切って売ります。すると、切り分けて売ることから「切糕」と言います。切糕という名がつけられました。
【材料】
もち米 300g(お好み)
乾燥なつめ 100g(お好み)
つぶあん 60~80g(お好み)
お湯 700~800ml
【ポイント・コツ】
①なつめともち米をあらかじめ水に浸けます。4、5時間置きます。
②一回目:なつめともち米を一緒に強火で30分蒸します。二回目:搗きたてたもち米を強火で20分蒸します。三回目:形を作り終わったのを強火で30~45分位蒸します。
③一回目と二回目は、できれば、もち米を均等に広げるようにのせて蒸します。
④一回目蒸しあがったら、熱いうちに、もち米をボウルに移して 、お湯を注ぎながら、きねの代用になる麺棒を使って搗きたてます。お粥に近い、粒の形が残っている状態までつきたてます。
⑤なつめを蒸したら、柔らかくなって、甘みも強くなります。ハサミでなつめを半分に切っておきます。種も簡単に取り除けます。
⑥形を作る時に、しゃもじで押しながら形を整えます。しゃもじは少し水で濡らした状態でやると少しやりやすいです。
⑦形を作り終わって常温に戻したら、冷蔵庫に入れて3時間ほど置いたら食べられますが、三回目蒸したら、より一層粘りが出て、もち米にもしっかり味を染み込ませます。
⑧食べる時に、包丁は少し水で濡らした状態で切りやすいです。