00:00 – Start
00:13 – 材料
00:33 – にんにくの小部屋
00:49 – 牛肉の下味
01:44 – 冷凍済みのお肉紹介
01:58 – 材料カット
03:08 – 炒める
06:44 – 恵みの卵黄(普段は無し)
06:58 – 試食(お昼ごはん)
【ビビンバのレシピ 〜給食の思い出を添えて〜】
<材料>2〜3人分
牛肉 100g(食べやすく切る)
(A)
味噌 大さじ1
みりん 大さじ1
醤油 大さじ1
砂糖 小さじ2
おろしにんにく 適量
おろし生姜 適量
豆板醤 適宜
もやし 1袋(200g)
にんじん 1/2本(約80g)
にら 1/3束
ごま油 適量
塩 少々
白いりごま 適宜
ご飯 人数分
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<作り方>
①Aをすべてボウルに入れて混ぜ、牛肉を加えてしっかり馴染ませる。
②野菜を切る。にんじんは2mmの細切り、にらは3cm長さ、もやしは洗って水気をきる。
③フライパンにごま油をひき、野菜を炒める。しんなりしたら塩で軽く下味をつける。
④③に牛肉を加えて手早くほぐしながら炒め、野菜にもしっかりと味を絡める。
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私の小学校の給食で出ていたビビンバを再現したので、本格的なものとはちょっと雰囲気が違うと思います。
野菜の割合が多く、具はすべて混ざっていて作りやすいです。
味は子ども向けに少し甘めかなと思います。
にらをピーマンに変えても美味しいですし、野菜の量はお好みで調整してみてください。
牛肉はお好きな部位の切り落としやこま切れなどで構いません。
牛肉は200gで売っていることが多いので、私は1パック買って下味をつけ、2回分の「ビビンバのもと」を作って冷凍しています。
忙しい日も、ご飯を炊いて野菜炒めにビビンバのもとをポイと入れれば何とかなりますから、本当に心強いです。
豆板醤はお好みで入れていただければと思います。
我が家は豆板醤なしで作って、息子の分を取り分けてから最後に加えてサッと炒めることが多いです。
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※以下、無駄に長く苦い思い出話です
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実は、子どもの頃からお肉が苦手で一切食べられない私のトラウマ肉料理No.1がビビンバなんです。
そんな人間がレシピなんぞ作ってすみません。
小学生になって、田舎育ちの私が見たこともない「ビビンバ」が給食に登場しました。
迫りくる牛肉の臭いにやられ、どうしても受け付けなかったのですが、当時は給食を残すのは禁止でしたし、食べ終わらなければ5時間目の授業が始まっても片付けさせてはもらえませんでした。
もう25年も前のことなのに、給食の苦しみを思い出すだけで押しつぶされそうになります。
ビビンバの日はいつも以上にモタモタしていたせいか、先生がスプーンでグイグイと私の口に運んでこられたのです。
先生は先生で大変だったことでしょう。
あの味と臭いが身体じゅうに刻み込まれていて、とても忘れることができません。
なんなら今も夢に出てきます。
しかし誰に罪がある訳でもなく、私の肉嫌いに夫と息子を巻き込むのも本意ではありませんから、普通に肉料理は作ります。
数年前、夫の「ビビンバが食べたいな」という言葉をうけて、あのときの記憶だけを頼りに作ったのが、今回のレシピです。
何だか作りづらくなるような重苦しいエピソードを長々と書いて申し訳ありませんが、べつに怨念を込めて作ったレシピではないので、気軽に試してみていただけると嬉しいです。
私自身は味見もできないけど、夫と息子はとても美味しそうに食べてくれます。
ふたりがビビンバを頬張る姿を見ていると、心の痛みが少しずつ和らいでいくようです。
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